ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

本文

がん検診

更新日:2025年3月4日更新 印刷ページ表示

がんは日本人の死因第1位です。生涯2人1人はがんを経験し、3人1人はがんで亡くなっています。

しかし、がんは早期発見なら約90%が治る時代といわれています。がんの早期発見のためには、適切な間隔でがん検診を受診すること、「要精密検査」の結果が出たら精密検査を受けることが大切です。「適切な間隔での受診」とは、各がん検診において推奨される受診間隔が異なります。がん検診を全く受けないのは良くありませんが、受けすぎるのも良くありません。いつから、どの間隔で各がん検診を受診すれば良いのかは、各がん検診の概要を参照ください。

<各がん検診の概要>

 

市が実施するがん検診

那珂川市で行うがん検診は「対策型検診」です。対策型検診は、対象集団におけるがん死亡率の減少を目的としており、医療機関などが提供し、個人が任意で受診する(人間ドックなど)「任意型検診」とは異なります。

対策型検診と任意型検診
 検診方法  対策型検診 任意型検診
目的 対象集団全体の死亡率を下げる 個人の死亡リスクを下げる
概要 予防対策として行われる、公共的な医療サービス 医療機関・検診機関などが任意で提供する医療サービス

※市のがん検診を受診した場合、検診結果や精密検査結果は市に報告されます。

 

​がん検診のメリット(利益)とデメリット(不利益)

がん検診にはメリットデメリットがあります。しかし、 “がんの死亡率を下げることが科学的に証明され、かつがん検診を受けるメリットがデメリットを上回る”と認められた、国が有効性を示す「有効ながん検診」を、那珂川市では実施しています。がん検診のメリット・デメリットについて正しく理解し、ぜひ「有効ながん検診」を受けてください。

 

メリット(利益)

  • 早期発見・早期治療により、標的とするがんによる死亡を防ぐ
  • 早期発見により治療が軽度ですむ
  • がんになる前の段階で見つけて治療することにより、がんになることを防ぐ
  • 「異常なし」と診断された場合、安心感を得られる

 

デメリット(不利益)

  • 検診で100%がんが見つかるわけではない(偽陰性)
  • がんでなくても、がんがあるかもしれないと診断される(偽陽性)
  • 生命予後に影響しないがんが発見される(過剰診断)
  • 検診や精密検査での医療行為による合併症(偶発症)(例:内視鏡による出血や穿孔、バリウムの誤嚥や腸閉塞、放射線被ばくなど)

出典:国立研究開発法人国立がん研究センター がん情報サービス

 

がん検診の対象者

那珂川市民で症状がない健康な人が対象です。自覚症状がある場合は検診ではなく、医療機関にて診療を受けてください。