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肺がん検診
検査内容
問診と胸部X線検査(胸のレントゲン撮影)です。また条件に該当した場合、喀痰細胞診(痰を採取し、痰にがん細胞が混じっていないか観察して調べる方法)も実施しています。
※注意事項※ 妊娠中または妊娠の可能性のある人は受診できません。
対象者
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胸部X線検査:30歳以上の男女
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喀痰検査:50歳以上で喫煙指数(1日本数×喫煙年数)が400以上の人
料金
<胸部X線検査>
- 30~39歳:1,100円
- 40~69歳:600円
- 70歳以上:無料
※40歳以上で、生活保護受給世帯または市民課税非課税世帯の人は無料
<喀痰検査>
- 50~69歳:1,600円
- 70歳以上:無料
実施場所
保健センター(集団健診)
実施期間
令和7年7月~令和8年2月の間で集団健診実施日
受診回数
1年に1回
検査後は…
検査結果は必ず確認してください。また結果が「要精密」の場合は、精密検査を必ず受けてください。精密検査では、胸部CT検査や気管支鏡検査を行います。
検診の間隔は1年に一度です。気になる症状が続く場合は、次の検診を待たず、早めに医療機関を受診してください。
肺がんについて
肺がんは気管支や肺胞の細胞が何らかの原因でがん化したものです。早期には症状が見られないことも多く、進行して初めて症状が出ることもあります。主な症状として、咳や痰、血痰(痰に血が混じる)、胸の痛み、動いたときの息苦しさや動悸、発熱などがあります。
また肺がんの罹患者数は男女計2位(2020年)となっており、部位別がん死亡者数において、肺がんは男性1位、女性2位、男女計1位(2023年)で、がん死亡者数が非常に多い部位です。喫煙は肺がんの危険因子の1つであるため、予防には禁煙がとても重要です(たばこ以外が原因となる場合もあるため、非喫煙者でも安心は禁物です)。
出典:国立研究開発法人国立がん研究センター がん情報サービス