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特産品「ヤーコン」
新規作物の導入を目的に、1999年からヤーコンの栽培に取り組んでいます。2001年には、ヤーコン生産者部会を設立。特産野菜としてヤーコンの栽培を本格的にスタートさせました。
ヤーコンについて
南米アンデス高地原産のキク科の植物です。土の中に食用となるイモ(塊根)をつくります。生育期間は長く、春に植え付け秋から冬にかけて収穫されます。 栽培の歴史は古く、2000年以上前からアンデス地方では栽培されていました。日本には、1984年にニュージーランドから輸入されたものが全国各地に広がりました。
近年では、生活習慣病の予防や改善を促す食物として注目されています。
イモ(塊根)
( 生育中のヤーコン【左】、収穫されたヤーコン【右】)
外観はサツマイモに似ています。薄切りにするとナシやダイコンの様な透明感があります(アクがあるため切った後に黒ずむこともあります)。
食材としては、水分を多く含み、ほのかな甘味と、ナシに似た歯ごたえを味わえます。生のままでも、火を通しても美味しく食べられます。味に癖がなく他の食材とも馴染みやすいのが特徴です。
フラクトオリゴ糖・食物繊維・カリウム・ポリフェノールなどが多く、健康野菜として注目されています。
葉・茎
茎丈は2mを越え、茎数は10本前後あります。
葉は長さが40cmを超える程大きくなり、三角状の形をしています。
お茶に利用され独特の香ばしい風味とにがみのある味が特徴です。
カリウムを豊富に含み体内のナトリウムを放出し、高血圧の予防効果があると言われています。またフラクトオリゴ糖も含まれています。
※フラクトオリゴ糖
胃や小腸で消火されないため、血糖値の上昇がほとんど生じません。また、善玉菌を増加させ、悪玉菌を抑制する整腸作用があるほか、総コレステロールや中性脂肪の低下も促します。
ヤーコンを使った料理
ヤーコンを美味しくお召し上がり頂けるヤーコンの料理レシピ集があります。
下記からダウンロードしてご利用ください。
※市役所農林課でレシピ集の配布も行っております。ぜひご利用ください。
レシピに載っている料理の一例をご紹介します。
ヤーコンのサラダピクルス
材料(20食分)
※1食分のカロリーは20kcalです。
- ヤーコン(小)15~20本
- 玉ねぎ1個
- 赤・黄ピーマン各2分の1個
- 塩大さじ1
- ピクルス液
ピクルス液の作り方
- 酢2分の3カップ
- 砂糖3分の2~1カップ
- 粒こしょう15粒
- クロープ3~4粒
- ローリエ3枚
- キャラウエイ小さじ1杯強
さらにカレー風味にするためには
上記のピクルス液にカレー粉大さじ1をプラスする。
作り方
- ヤーコンは小さめのものを用意し、きれいに水洗いして、皮つきのまま利用する。
- ヤーコンは一口大の大きさ(2cm厚さの輪切り)にし、酢水にさらした後、水気を切る。玉ねぎは1cm幅の櫛型切りに、赤・黄ピーマンは1cmの角切りにする。
- (2)をボールに入れ、塩をふって軽く混ぜ合わせ、約1時間置く。塩がムラなく行き渡るように時々混ぜる。
- ピクルス液を合わせ、火にかけ煮立てて冷ましておく。
- (3)の水分を切り、布巾でさっとふき、(4)のピクルス液に漬け込む。
ヤーコンイモ、ヤーコン茶の販売先
ヤーコンイモやヤーコン茶は、役場売店、中ノ島公園直売所「かわせみの里」、JA筑紫直売所「ゆめ畑」などで販売されています。(イモは11月から1月にかけて収穫されるので、時期によって販売されていないこともあります)
ヤーコンを使った商品
那珂川市産のヤーコンを使った商品も開発され販売されています。(ヤーコンうどんや酢漬け、和菓子などの商品)