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第9期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画
計画策定の背景と趣旨
わが国の高齢化は今後も進展することが予想され、目前に迫っている令和7年(2025年)には、いわゆる「団塊の世代」が75歳以上の後期高齢者となり、令和22年(2040年)には、いわゆる「団塊ジュニア世代」が65歳以上の高齢者となることから、急速な高齢化の進展に加えて、労働人口(担い手)が大幅に減少することが予想されており、介護をはじめとする社会保障の負担が一層増大していくことや、介護の担い手不足の更なる深刻化が予想されています。
本市においても、第8期計画(令和3年度から令和5年度)において、「高齢者が住み慣れた地域でいつまでも安心して暮らせる地域社会を目指して」を基本理念とし、高齢者福祉と介護保険事業のさらなる充実に取り組んできました。
これまでの取り組みを検証しつつ、社会経済情勢の変化による新たな課題にも対応しながら、引き続き、高齢者保健福祉を総合的、計画的に推進するため、令和6年度から令和8年度までの3年間を計画期間とする「第9期高齢者保健福祉計画・介護保険事業計画」を策定しました。
計画の位置づけ
本計画は、老人福祉法第20条の8の規定に基づく「老人福祉計画」と介護保険法第117条の規定に基づく「介護保険事業計画」を総合的かつ一体的に策定したものです。
また、策定にあたり、国の定める策定指針を踏まえ、「福岡県高齢者保健福祉計画」との整合を図るとともに、本市における最上位計画である「那珂川市総合計画」や福祉分野の横断的な計画である「那珂川市地域福祉計画」、その他「障がい者施策推進計画」「那珂川市障がい福祉計画・障がい児福祉計画」などの各種関連計画との整合を図り策定しています。
計画の期間
本計画の期間は、令和6年度から令和8年度までの3年間とします。あわせて、団塊の世代が後期高齢者となる令和7年(2025年)、更にはいわゆる団塊ジュニア世代が65歳以上となる令和22年(2040年)を見据えた計画とします。
計画策定の体制
本計画は、市民代表(公募)、保健・医療・介護・福祉関係者、地域関係者、学識経験者等で構成される「那珂川市介護保険運営協議会」と、市の内部委員会である「那珂川市高齢者施策推進委員会」における検討結果を踏まえ策定しました。