本文
丸ノ口古墳群は隣接する那珂川北中学校の建設に先立って、平成9年から4年間、調査が行われました。調査の結果、古墳が42基見つかり、そのうち2基には装飾が施されていました(写真)。古墳からは多くの出土品が見つかり、それらの出土品から古墳群は6世紀代に造られたことがわかりました。
2基の装飾古墳の装飾には、石の表面を浅くたたいてくぼみを作り文様を表現するという技法(敲打技法)が使われていました。この技法は珍しく、類例の少ない装飾古墳として、市の歴史を知る上で貴重な発見となりました。
福岡県那珂川市大字安徳416番2