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空き家等の適正管理

更新日:2025年8月12日更新 印刷ページ表示

空き家は、適切に管理されていれば、将来の住まいや地域資源として活用できる貴重な財産です。

しかし、放置された空き家は、建物の老朽化が進み、倒壊・火災・不法侵入・害虫の発生など、周囲の生活環境や安全に深刻な影響を及ぼす可能性があります。さらには、生命や身体、財産に被害・損害を与える場合もあります。

空き家を放置しておくと、思いもよらない高額な損害につながる恐れがありますので、所有者の責任として、常に適正な維持管理をするようお願いいたします。

 

空き家等が及ぼす損害額例(公益財団法人日本住宅総合センターによる試算)

1.空き家等からの火災により、隣接家屋の全焼及び隣人(2人)の死亡事故

【モデルケース】

 所 在 地:東京都(郊外)

 敷地面積:165平方メートル(50坪)

 延床面積:83平方メートル(25坪)

 建築時期:平成4年(築20年)

 居住世帯:世帯主74歳(無職)、妻69歳(無職)

 損 害 額:6,375万円

 

2. 空き家等の倒壊により、隣接家屋の全壊及び隣人(夫婦と児童の3人)の死亡事故

【モデルケース】

 所 在 地:東京都(郊外)

 敷地面積:165平方メートル(50坪)

 延床面積:83平方メートル(25坪)

 建築時期:平成4年(築20年)

 居住世帯:世帯主40歳(年収600万円)、妻36歳(主婦)、子8歳(小学3年生)

 損 害 額:2億860万円

 

3.外壁材等の落下による死亡事故

【モデルケース】

 11歳の男児死亡

 損 害 額:5,630万円

 

上記は、あくまでも一例であり、全焼や全壊した隣家の規模や築年数、死亡した方の年齢・収入等により損害額は変わります。