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次世代自動車導入による商用車のCO2削減
次世代自動車とは
次世代自動車とは、窒素酸化物(NOx)や粒子状物質(PM)等の大気汚染物質の排出が少ない、または全く排出しない、燃費性能が優れる環境にやさしい自動車です。電気自動車やバイオ燃料対応車等の種類があります。
電気自動車のメリット
電気自動車は、従来車(ガソリン車)と比較して以下のようなメリットが挙げられます。
- 20~30%CO2排出量が少なく、環境にやさしい
- エンジンからの動作音や振動がなく、走行時の静音性に優れる
- ランニングコストが下がる
走行距離1km当たりの価格は、従来車が11.87円、電気自動車が3.58円※に削減されます。オイル交換や保険に関する費用についても従来車より低減する点にも注目です。
また、電気自動車をすべて家庭の電力で充電する場合でも、年間で5,000km走行する場合は22,500円、10,000km走行する場合は45,000円を節約※することができます。
出典:環境省ホームページ「Let‘sゼロドラ」
EVとガソリン車の年間走行ごとの燃料費の比較※
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年間走行距離5,000km |
年間走行距離10,000km |
ガソリン車 |
59,350円 |
118,700円 |
EV |
36,850円 |
73,700円 |
差額 |
22,500円 |
45,000円 |
環境省ホームページ「Let‘sゼロドラ」を基に作成
電動車両の種類
普通自動車や軽自動車以外にも、土木建設作業用(フォークリフト、ブルドーザー、ショベル等)や、農業機械(トラクター等)も電動化しています。また、軽トラックの電動化に関する実証実験が予定されている等、電動車両の種類は拡大しています。
電気自動車の普及目標
政府は、電動車の普及目標を以下のように設定しています。
- 乗用車は、2035年までに、新車販売で電動車100%を実現
- 商用車は、小型の車については、新車販売で、2030年までに電動車20~30%、2040年までに電動車・脱炭素燃料車100%を目指す。大型の車については、2020年代に5,000台の先行導入を目指すとともに、2030年までに2040年の電動車の普及目標を設定
また、政府は目標の達成に向けて補助事業の実施等を行っています。
クリーンエネルギー自動車導入促進補助金(CEV補助金)とは
政府が実施している支援策の一つとして、CEV補助金が挙げられます。CEV補助金は、環境性能に優れたクリーンエネルギー自動車の普及を目的として、指定された補助対象車両を購入する際に受けることができる補助金です。CEV補助金は、車両の購入だけでなく、充電設備の導入費用に対する補助も行っています。
その他、トラック・タクシー・バスの電動化に対する補助もあります。
<詳しく知りたい方はこちら>
次世代燃料の普及
電動化が難しい車両については、次世代燃料の普及が期待されています。
次世代燃料とは、バイオ燃料や合成燃料(e-fuel)※を指します。政府は、次世代燃料の普及目標を以下のように設定しています。
- ガソリンにおいては、2030年度までに、一部地域における直接混合も含めたバイオエタノール※の導入拡大を通じて、最大濃度10%の低炭素ガソリンの供給開始を目指す
- 合成燃料(e-fuel)については、2030年代前半までの商用化実現に向けた必要な取組を推進する
※合成燃料(e-fuel)は、CO2(二酸化炭素)とH2(水素)を合成して製造される燃料
※バイオエタノールは、トウモロコシやサトウキビといった植物資源に含まれるグルコース等を発酵させて製造される燃料