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ノロウイルスによる感染症・食中毒に気を付けましょう
感染性胃腸炎の患者発生は、例年、冬季に多くなる傾向があり、この時期に発生する感染性胃腸炎のうち、特に集団発生例の多くは、ノロウイルスによるものであると推測されています。
ノロウイルスによる感染性胃腸炎が急増するシーズンに備え、手洗いの徹底、糞便・吐物の適切な処理等、ノロウイルスによる感染症・食中毒予防に努めましょう。
ノロウイルスの特徴
患者のふん便やおう吐には、非常に大量のノロウイルス(1グラムあたり100万個以上)が含まれており、適切な処理を行わないと、感染力の強さから「二次感染が起こりやすい」といった特徴があります。
100個以下という非常に少ないウイルス量でも感染する「感染力がとても強いウイルス」で、あらゆる年齢層の方に感染します。
消毒剤への抵抗性が強く、消毒用アルコールは効果が弱いとされていますが、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系の消毒剤や家庭用塩素系漂白剤)であれば、十分な消毒ができるとされています。(家庭用塩素系漂白剤が使用できない汚れた衣類等の消毒は、熱湯により消毒(85度以上で1分以上)します。)
感染予防・食中毒予防のポイント
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最も有効な予防対策は「手洗い」です。
トイレの後、調理前、食事の前には必ず流水と石けんによる手洗いをしましょう。
ノロウイルスに汚染された可能性のある食材(貝類等)の取扱い・調理、加熱しないで食べる食材(サラダ等)の取扱い・調理への移行時にも注意してください。タオルの共用は二次感染防止の観点からやめましょう。
手洗いの仕方については、以下のPDFをご覧ください。
手洗いの手順(公益社団法人日本食品衛生協会リーフレット) [PDFファイル/488KB]
- 食品を十分に加熱しましょう。
ウイルスに汚染されている可能性のある食品は、中心温度85度から90度で90秒以上加熱して食べましょう。
生で(加熱しないで)食べる食品(野菜・果物等)は、しっかりと洗いましょう。
- 調理器具の洗浄、消毒を徹底しましょう。
洗剤等を用いて、調理器具等をよく洗った後、次亜塩素酸ナトリウム(200ppm=0.02パーセント)で浸すように拭くなどして消毒を徹底しましょう。
加熱しないで食べる食品は、まな板・包丁等の調理器具を専用のものとして使い分けたり、ウイルスに汚染されている可能性のある食品に使用した調理器具を使い回しする場合には、十分に洗浄と消毒を行ないましょう。
- 調理する人の健康管理をしましょう。
下痢やおう吐等の症状があるときは、直接食品に触れる作業をしないようにしましょう。
症状が回復してからも便の中にウイルスの排泄が続くことがあるので、しばらくは直接食品に触れる作業をしないようにしましょう。
- ふん便やおう吐物を適切に処理しましょう。
ふん便やおう吐物を処理する際には、使い捨ての手袋・マスク・ガウン等を着用し、処理する方が感染しないよう注意しましょう。
汚染した床は、乾燥させないようすみやかに次亜塩素酸ナトリウム(1,000ppm=0.1パーセント)で、汚染場所の外側から中心に向かって浸すように拭くなど汚染を広げないよう注意して処理しましょう。
(注)塩素系漂白剤の使用にあたっては、「使用上の注意」をよく読んでから使用しましょう。
ノロウイルスによる食中毒予防のポイント、消毒に使用する消毒剤等の調整方法・消毒の仕方については、以下のPDFをご覧ください。
ノロウイルスによる食中毒予防のポイント(厚生労働省リーフレット) [PDFファイル/506KB]


ノロウイルスに関する情報(リンク集)




