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那珂川市いのちを支える自殺対策計画を策定しています
計画策定の趣旨
平成18年に自殺対策基本法が制定され、国を挙げて自殺対策が推進されたことにより、全国・福岡県の自殺者数は令和元年まで10年連続で減少傾向に推移していました。しかし、コロナ禍の影響により令和2年に増加に転じ、令和4年の自殺者数は、全国が21,723人、福岡県が890人でした。これを受けて、令和4年10月に新たに自殺総合対策大綱が閣議決定され、子ども・若者の自殺対策、女性に対する支援の強化、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえた対策などが盛り込まれました。
那珂川市においては、自殺者数は平成24年以降、多少の増減をしながら推移しています。今後は「誰も自殺に追い込まれることのない那珂川市」を実現するため、住民やそれを支えるすべての機関が一丸となって、自殺対策を推進することが求められています。
那珂川市では、自殺対策を総合的かつ効果的に推進するため、「那珂川市健康増進計画~那珂川市いのちを支える自殺対策計画~」を策定しています。
計画の基本理念
自殺の背景には、精神保健上の問題だけではなく、過労、生活困窮、育児や介護の疲れ、いじめや孤立などの様々な社会的原因があることが知られています。自殺は心理的に追い込まれた末の死であり、その多くが防ぐことのできる社会的な問題であると言われています。これを防ぐためには、保健・医療・福祉・教育・労働等の関係機関が連携して対策を行い、連携市民一人ひとりが追いつめられている人の存在に気づき、支え合う社会をつくることが重要です。
このような認識のもと、関係機関や関係団体と一層の連携を図り、総合的に自殺対策に取り組み、一人ひとりがかけがえのない個人として尊重される「誰も自殺に追い込まれることのない那珂川市」の実現を目指します。
計画の期間
令和6年3月から令和18年3月まで
那珂川市いのちを支える自殺対策計画
那珂川市健康増進計画~那珂川市いのちを支える自殺対策計画~ [PDFファイル/2.1MB]
那珂川市いのちを支える自殺対策計画は、52ページからになります。