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「那珂川黎明2025」文化財展示&講演会を開催します!

更新日:2025年9月25日更新 印刷ページ表示

文化財展示会「太古の阿蘇大噴火と那珂川市の遺跡」

約9万年前、阿蘇山の巨大噴火によって発生した「阿蘇4火砕流」は、那珂川市にも到達し、当時の地形や環境に大きな影響を与えました。今回の展示ではその火砕流によってできた大地の上に営まれた市内の遺跡を紹介します。

ポスター

展示の見どころ

今回の展示では、「妙法寺古墳群」「安徳台遺跡」「カクチガ浦遺跡群」「エゲ古墳」を取り上げます。これらの遺跡は阿蘇4火砕流によって形成された地盤の上に立地しています。

「妙法寺古墳群」からは、「三角縁神獣鏡」の実物展示に加え、昨年度の発掘調査で出土し新聞等でも取り上げられた話題の銅鏡「方格T字鏡」を初公開します!

三角縁神獣鏡方格T字鏡

▲三角縁神獣鏡、方格T字鏡(モノクロはレントゲン写真)

また「安徳台遺跡」からは、弥生時代の甕棺や住居跡から出土した貴重な遺物を多数展示します!

安徳台ガラス安徳台貝輪

▲甕棺出土品(塞杆状製品、勾玉、管玉、ゴホウラ貝製貝輪)

さらに、「カクチガ浦遺跡群」からは人気のハニワ「馬形埴輪」と「家形埴輪」が、「エゲ古墳」からは銅鏡「四獣形鏡」が九州国立博物館から里帰り中です!

馬形埴輪・家形埴輪四獣形鏡

▲馬形埴輪、家形埴輪、四獣形鏡

下記の期間限定の展示となりますので、是非この機会にご来場ください!

とき

令和7年11月29日(土曜日)から令和8年2月1日(日曜日)まで

午前10時から午後6時まで(金・土曜日は午後8時まで)

※月曜休館(月曜が祝日の場合はその翌日)

ところ

松口月城記念館

 

特別歴史講演会「那珂川市にやってきた阿蘇4火砕流とその影響」

長く九州大学で地質や地形の研究を続けてきた下山正一さんを講師としてお招きし、那珂川市で見つかった阿蘇4火砕流の痕跡から、約9万年前の阿蘇山の大噴火が当時の地形や環境に与えた影響や、その後の人類との関わりをご講演いただきます。

とき

令和7年12月21日(日曜日)

午前10時から正午まで

ところ

ミリカローデン那珂川 多目的ホール

講師

下山 正一 (しもやま しょういち)さん

<講師略歴>

山形県で生まれ、宮城県気仙沼市で育つ。

九州大学大学院理学研究科博士課程修了、理学博士。

九州大学大学院理学研究院(地球惑星科学部門古環境学分野)助教。

九州大学定年退職後、現在は佐賀大学理工学部非常勤講師。

<専門分野>

第四紀地質学、古環境学

<学術活動>

地層の情報に基づいて過去50万年間の環境変動と地殻変動を研究している。

特に九州各地の平野のなりたちと活断層を調査研究しており、郷土の地史や防災の講演も行う。

申込方法

入場無料 ※要入場整理券

111日()よりミリカローデン那珂川で整理券を配布します。(先着順)

※遠方の方はお問い合わせください。

主催

那珂川市教育委員会・(公財)那珂川市教育文化振興財団

問い合わせ先

・文化財課保護担当 Tel952-2092

 (月~金、9時~17時)

・ミリカローデン那珂川 Tel954-2211

 (月曜休館、月曜が祝休日の場合は翌日)