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保護司
保護司とは、社会奉仕の精神をもって、地域の中で犯罪や非行をした人の立ち直りを支え、地域の犯罪・非行の予防を図るための啓発に取り組む民間のボランティアです。
罪を犯した人の更生には、地域の支援と理解が不可欠です。保護司のような地域のボランティアが、地域の事情に通じていることや民間人としての柔軟性を活かし、罪を犯した人を隣人として受け入れ、同じ目線に立って親身に接することは、非常に重要な意義を持っています。
保護司の身分は保護司法に基づいており、法務大臣の委嘱を受けて活動する非常勤の国家公務員です。那珂川市では、現在16名(令和6年11月1日時点)が保護司として活動しています。
保護司の仕事
保護司は、保護観察官(更生保護に関する専門的な知識に基づいて、保護観察の実施などにあたる国家公務員)と協力して、犯罪や非行をした人の立ち直りを助けるとともに、地域の安心・安全のため、犯罪や非行を予防する活動に取り組んでいます。
犯罪や非行をした人の立ち直りを助ける活動
保護観察
保護観察対象者と定期的に面接を行い、生活指導や就労等に対する助言を行います。
生活環境調整
犯罪をした人の釈放後の帰住先の調査、引受人との話し合い、就職の確保等の社会復帰のための調整を行います。
“社会を明るくする運動”等の活動をはじめとした犯罪予防活動
犯罪や非行を未然に防ぐために、地域社会への啓発活動等を行います。
≪那珂川市住民集会の様子≫
保護司の現状
保護司の定数は、保護司法で全国52,500人と定められていますが、高齢化も進み、実人員は、減少傾向を示しており、令和2年以降は47,000人を下回っています。
令和2年2月には「保護司の適任者確保のための緊急行動宣言」が発出され、保護司の適任者確保の取組を推進することとしています。
保護司というボランティア(法務省・全国保護司連盟パンフレット)
保護司になるには
保護司に関心がある方は、まずは保護観察所にご相談ください。
〒810-0044
福岡市中央区六本松4丁目2番3号 福岡第2法務総合庁舎 1階
Tel:092-761-6736 企画調整課